初期虫歯は治療しなくていいって本当?削らずに進行を止める方法と見極めのポイントとは
初期虫歯ってどんな状態?
「虫歯=削る」というイメージをお持ちの方は多いですが、実は虫歯にも“進行段階”があります。
初期虫歯とは、歯の表面(エナメル質)が溶け始めているものの、まだ穴が空いていない状態のことを指します。歯の白濁やツヤのない部分、ザラつきが目安です。
この段階では、適切なケアを行えば「再石灰化」により自然に修復する可能性があります。
再石灰化とは?
再石灰化とは、唾液やフッ素の力で、虫歯になりかけた歯の表面を修復する生理的な現象です。
– 唾液中のカルシウムやリンが歯に戻る
– フッ素の使用によりミネラルの取り込みが促進される
– pHが中性に保たれることが重要
この働きを活かすことで、初期虫歯は削らずに進行を止められる可能性があります。
初期虫歯の見分け方
ご自身では分かりにくいですが、以下のような症状が目安になります:
- 歯の一部が白く濁っている(ホワイトスポット)
- ツヤがなくなっている
- 歯の表面がザラザラする
痛みはほとんどなく、自覚症状が出にくいため、歯科医師によるチェックが大切です。
治療しなくても大丈夫?歯科医院での対応
初期虫歯と診断された場合、歯科医院では以下のような対応を行います:
- 進行の有無を定期的に観察
- フッ素塗布による再石灰化の促進
- ブラッシング指導と生活習慣の見直し
進行が見られなければ「削らずに様子を見る」選択肢も有効です。ただし、定期的なフォローアップが必須です。
早期発見・予防がカギ
初期虫歯の段階で見つけることができれば、歯を削るリスクを最小限に抑えることができます。以下の習慣が予防に有効です:
- 毎日の丁寧な歯磨き
- フッ素配合歯みがき剤の使用
- 間食・甘い飲み物を控える
- 定期的な歯科健診
まとめ|「削らない」ために、今できることを
初期虫歯は適切なケアと観察によって進行を止めることが可能です。ですが「放置していい」わけではなく、むしろ歯科医院での定期管理が非常に重要になります。
「白く濁ってるけど大丈夫?」「これって虫歯?」と気になったら、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたの大切な歯を、削らずに守るサポートをいたします。
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