マウスピース矯正

マウスピース矯正とは

透明で自身で着脱可能な矯正装置

「マウスピース矯正」は、透明に近いマウスピース型の矯正装置であるアライナーという装置を歯列に装着して歯並びの矯正を行なう方法です。

従来の歯列矯正では、歯にブラケットとワイヤーという矯正装置を、治療終了までの間、固定して装着しましたが、アライナーはご自身で取り外しが可能で、お食事やハミガキの時には取り外しができるメリットがあります。また、アライナーは透明に近いため目立ちにくいことも特長です。

アライナーを交換しながら歯を移動

マウスピース型の「アライナー」は、治療の開始から終了まで少しずつ形の違うものを治療開始前に全て用意し、それを約2週間に1度の頻度で交換しながら、歯を動かしていきます。

歯にかける力も一定で弱いことから、ブラケットとワイヤーを装着する一般的な矯正治療と比べて、治療に伴う痛みも少ないといわれています。

インビザライン

マウスピース矯正「インビザライン」

インビザラインはアメリカから来たマウスピース矯正で、透明なマウスピース(アライナー)を使用する矯正治療です。

治療前の状態から治療後の歯並びまでのアライナーを、10~30過程に分けた上でコンピューターによって作製し、それを2週間程度の期間ごとに交換して歯を動かしていきます。

インビザラインの特徴

1.透明で目立ちにくい

インビザラインではアライナーが透明に近い樹脂で作られています。そのため、他の人からは矯正治療をしていることがわかりにくいことが大きなメリットです。「矯正治療をしていることを他の人に知られたくない」「目立つ矯正装置をつけたくない」といった方には特におすすめの治療方法です。

2.ご自身で着脱可能

インビザラインではアライナーがご自身で着脱可能なため、お食事やハミガキの時、アライナーの洗浄の時には取り外して、衛生的に使用していくことができます。そのため、ブラケットとワイヤーを歯に固定してしまう従来型の矯正治療よりも、むし歯や歯周病のリスクが抑えられます。

3.痛みが少ない

インビザラインでは従来の矯正装置に比べて、歯に過度な力がかかりにくく、比較的痛みが少ない治療方法であるといわれています。また、ワイヤーやブラケットを使用していないことから、矯正装置由来の口内炎ができることはほとんどありません。 

このような方におすすめできます

接客や営業、司会やアナウンサー、モデルなど、人前でお話をされるお仕事や笑顔が大切なお仕事では、口元はとても大切になりますが、透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、そのような方におすすめの治療方法です。

また、矯正装置は樹脂でできているため、金属アレルギーのある方も安心です。

このような方におすすめです

  • 矯正治療期間中、ブラケットやワイヤーなど目立つ矯正装置が見えるのが嫌
  • 接客・営業など、人前に出る機会が多いので矯正装置が目立つのは避けたい
  • ブラケットとワイヤーの装置で口内を傷つけるリスクは避けたい
  • 普段と同じように食事を楽しみたい
  • 金属アレルギーがある
  • 取り外し可能な矯正装置にしたい

口腔内スキャナーを導入しています

セレックプライムスキャン

当院では「セレックプライムスキャン」を導入しています。プライムスキャンの口腔内スキャナーでは、従来のように、粘土のようなものをお口に入れて噛んで何分も待ってといった歯型取りは必要ありません。専用のスキャナーで、光を歯列にあてて、コンピュータに歯型のデータを読み込むだけです。わずか1分ほどでスキャンが完了します。

歯や歯並びは精密なデジタルデータ化

「セレックプライムスキャン」では、従来の型取りと違い、光学スキャンによってデジタルデータとして精密な歯型を取得することができるため、精度の高いマウスピースの作製が可能となります。

また、デジタルデータのため、すぐに歯型の3Dイメージをモニターに映し出し、患者様にご確認いただけます。

基本的なマウスピース矯正の流れ

STEP1 矯正相談

歯並びや噛み合わせについて、気になることを何でもご相談ください。矯正治療について大まかな説明をいたします。

STEP2 精密検査

レントゲン撮影、歯型の採取、噛み合わせの確認など、診断のための検査を行います。

STEP3 治療計画の説明

検査結果をご説明し、治療計画をご案内します

STEP4 治療・通院

治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。

STEP5 治療後の観察

歯並びが整ったら、保定装置( リテーナー) をつけていただきながら、経過観察を行います。