歯胚抜歯とは?親知らずを10代で抜く理由とメリット|将来の歯並びトラブルを未然に防ぐ方法
歯胚抜歯とは?早期抜歯のメリットと注意点
「親知らずは大人になってから抜くもの」と思っていませんか?実は、最近では親知らずが生え揃う前の「歯胚」の段階で抜歯を行うケースが増えています。この記事では、歯胚抜歯とは何か、そのメリットと注意点についてわかりやすく解説します。
歯胚抜歯とは?
歯胚抜歯(しはいばっし)とは、親知らずが骨の中で発育途中、まだ石灰化していない卵(歯胚)の状態で、歯肉を切って歯胚を出す治療です。
小さい頃に親知らずとなる歯胚をとっておくことで、親知らずによって奥歯の向きが変わり歯並びに影響を与えずに済むメリットがあります。
一般的には10歳〜14歳頃にレントゲン検査で歯胚の位置や方向を確認し、問題が予想される場合に行われます。
当院では歯胚抜歯に熟達した口腔外科専門医による歯胚抜歯を行っております。
歯胚抜歯のメリット
- 抜歯の難易度が低い
歯根が未完成のため骨との癒着が少なく、短時間で安全に抜歯できます。 - 神経損傷リスクが低い
下顎の親知らずは下歯槽神経に近い位置に生えます。そのため成人になってからの抜歯は神経損傷リスクがつきものです。しかし歯胚の段階では距離があり、安全性が高まります。 - 術後の腫れ・痛みが少ない
歯が未完成なため組織への侵襲が少なく、回復も早い傾向にあります。 - 歯並びの乱れを予防できる
親知らずの生え方によっては将来の歯列不正や矯正治療後の後戻りを引き起こしますが、それを未然に防ぐことができます。
歯胚抜歯が必要なケース
以下のような場合は、歯胚抜歯が検討されます。
- 親知らずが横向き・斜めに発育している
- 歯列に悪影響を及ぼす位置にある
- 顎のスペースが不足している
- 矯正治療中・治療後に歯並びを守りたい場合
注意点
歯胚抜歯は、すべての患者さんに適応されるわけではありません。成長発育の個人差や親知らずの位置、全身状態によっては経過観察が選択される場合もあります。必ず歯科医院でレントゲン診断と医師による適切な判断を受けましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 歯胚抜歯は痛いですか?
A. 歯胚抜歯は、成人の親知らず抜歯よりも痛みや腫れが少ないことが多いです。歯根が完成していなく、骨との癒着も少ないため短時間で処置が可能です。
Q. どのタイミングで抜歯するのがベストですか?
A. 一般的には10〜14歳ごろ、歯胚が確認できる時期に歯科医師と相談し、必要に応じて早期抜歯を検討します。
Q. 全ての親知らずで歯胚抜歯が必要ですか?
A. いいえ。正常にまっすぐ生える可能性がある場合や、周囲に悪影響がない場合は経過観察となります。
【無料相談受付中】歯胚抜歯が必要かどうか、専門医にご相談ください
当院では、親知らずや歯胚抜歯に関する無料カウンセリングを実施しています。
- お子さまの親知らずの発育が気になる方
- 矯正治療中・矯正後の歯並びを守りたい方
- 歯胚抜歯の適応かどうか診てもらいたい方
どんな小さな疑問でも、お気軽にご相談ください。
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