子どもの歯を虫歯から守るシーラント!保護者が知っておきたい処置の流れ・保険適用・長持ちのコツまで解説
シーラントで子どもの虫歯予防!効果・メリット・保険適用・注意点まとめ
シーラントとは?子どもの虫歯予防に効果的な処置
お子さまの歯を虫歯から守るために、多くの歯科医院で行われている予防処置が「シーラント」です。
シーラントとは、奥歯の噛む面にある深い溝をプラスチック樹脂でコーティングし、虫歯の原因である汚れやプラークの侵入を防ぐことで虫歯を予防します。
特に6歳臼歯(第一大臼歯)など、生えたばかりの永久歯は溝が深く、虫歯になりやすい時期です。この時期の歯はエナメル質が未成熟で酸に弱く、虫歯リスクが高いため、早期にシーラントを行うことが重要です。
シーラントの効果とメリット
1. 虫歯予防に高い効果
シーラントで歯の溝をふさぐことで、汚れや食べかすがたまりにくくなり、虫歯菌が活動しにくい環境を作ります。特に子どもは自分で完璧に歯みがきするのが難しいため、予防処置として非常に有効です。
2. 痛みなく短時間でできる
シーラントは歯を削る必要がないため、麻酔も不要です。処置は10〜15分ほどで終わります。
そのため歯科に慣れていないお子さまにも負担が少なく行えます。
3. 保険適用の場合が多い
日本の保険制度では、小児の虫歯予防目的でのシーラント処置に保険が適用されます(適用年齢や部位に条件あり)。自費診療ではなく手頃な費用で受けられる点も大きなメリットです。
シーラントの注意点とデメリット
- 100%の虫歯予防ではない
シーラントはあくまで奥歯の噛む面の溝部分のみをカバーします。歯と歯の間や歯ぐき周囲の虫歯は防げません。 - 取れることがある
硬いものを噛んだり、噛み合わせの強いお子さまはシーラントが剥がれることがあります。半年ごとの定期検診での確認が必要です。 - 既に虫歯がある歯には使えない
溝の中に虫歯がある場合は、シーラントで覆ってしまうことで虫歯を見逃して進行させてしまう恐れがあるため、処置の前には必ず歯科医の診査が必要です。
どんな子どもにシーラントがおすすめ?
- 6歳臼歯が生えたばかりのお子さま
- 乳歯の奥歯の溝が深いお子さま
- 歯みがきが苦手なお子さまや仕上げ磨きを嫌がるお子さま
- 甘いおやつ・ジュースが多い食生活のお子さま
- 過去に虫歯の治療歴がある、または虫歯リスクが高い体質の方
保護者の方へのアドバイス
シーラントは万能ではありませんが、歯みがきの習慣が安定するまでの「サポート」として非常に有効です。シーラントとあわせて、フッ素塗布や定期健診を習慣化することで、さらに虫歯を予防できます。
また、処置後の仕上げ磨きや間食のコントロール、正しい歯ブラシの使い方を親子で学ぶことも大切です。小さな積み重ねが、大きな健康につながります。
シーラントを長持ちさせるポイント
シーラントは時間とともに劣化や剥がれが生じるため、少なくとも半年に一度の定期健診でのチェックと再処置が重要です。歯科医院でのチェックと同時に、正しい歯みがき指導を受けることも虫歯予防の一環です。
まとめ
シーラントは子どもの虫歯予防に非常に効果的な処置です。永久歯が生えそろうまでの時期は、歯を守るうえで非常に重要な時期。将来の健康な口腔環境を築く第一歩として、シーラントの活用をぜひご検討ください。
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