インプラント治療

日本口腔インプラント学会認定 JSOI専修医による治療

インプラントを埋め込むあごの骨の周辺には重要な血管や神経があり、これらを傷つけることなく手術を成功させるには、豊富な知識と経験、技術が必要になります。当院でインプラント治療を担当するのは、

の資格を持つ副院長。この認定医の資格は、長い時間研修を受け、治療技術や知識、実績を認められた歯科医師だけが取得できるものです。 

当院ではここ1~2年でもインプラントを求められる患者さんは増加傾向にあり、実際、インプラント体200本以上の埋入手術を行っています。このように、豊富な経験と知識、技術力に裏付けされた、より安全性を高めた、安心につながる治療を可能としておりますので、インプラントをお考えの方ぜひ当院にご相談ください。

安全性を高め低侵襲で行うインプラント手術

ガイディッドサージェリー

従来のインプラント手術では、ミリ単位、時には0点何ミリといった単位で、インプラントを正確に埋入するためには、歯科医師の「経験」や「勘」に頼った手術となっていました。しかしこのような方法の場合、ドリルの手元が少しブレただけで、大切な神経や血管に傷をつけてしまうリスクがあります。当院では、このような方法ではなく、「ガイディッドサージェリー」という方法を採用しています。

ガイディッドサージェリーでは、「サージカルガイド」というものを使用してインプラント手術を行います。サージカルガイドとは、インプラント手術の際に口腔内に設置するマウスピース状の装置で、インプラントを埋入する部分にだけ穴が空いており、インプラントを埋入する「位置」「角度」「深さ」が決まっています。そのため、ドリルが少しもブレることなく、正確な位置、角度、深さでの埋入手術が可能となります。

フラップレス法について

「フラップレス法」は、ガイディッドサージェリーを行うことによって、従来のインプラント手術のように歯肉を切開して剥離したりせず、出血、腫れ、痛みなどを軽減を可能とする方法です。インプラントに直径程度で小さく丸く切るだけで、縫合や抜糸も必要ないため、手術に要する時間や、治療で来院する回数も短縮可能です。手術による痛みの大幅な軽減は、切開のない手術によって達成することが可能となってきました。切開のない手術から得られるメリットには、次のようなものがあります。

・術中および術後の痛み低減
・術中の出血の低減
・術後の腫れの回避や低減
・血液供給の中断がなく骨吸収がほとんどみられない
・従来の手術よりも感染リスクがはるかに低くなる

カムログインプラントを採用

当院では、医療先進国ドイツの「CAMLOG(カムログ)」インプラントシステム を採用しています。CAMLOG(カムログ)社はドイツトップシェアのインプラントメーカーです。CAMLOG(カムログ)インプラントシステムでは、従来のインプラントに比べて「アバットメント(人工歯とインプラント本体をつなぐ土台)」が「フィクスチャー(インプラント本体)」にしっかりと装着でき、「緩み」や「破折」といった、いわゆる「インプラントの2大トラブル」を解消した設計となっています。

より安全な治療のための設備

インプラント治療は手術をともなう難しい治療法で、通常の歯科治療に比べて心身への負担が大きいものです。当院では患者さんが感じる負担をできるだけ減らし、より安全な手術ができるよう、設備を充実させています。

オペ室

インプラント手術は、個室のオペ室で行います。ほかの患者さんの治療スペースと分けられているので、空気感染を防ぎ、より清潔な環境で手術が可能です。

歯科用CT

インプラントを埋め込むあごの骨には、重要な神経・血管が入り組んでいます。誤って神経や血管を傷つけると重大な事故につながることもあるため、術前には綿密な検査・診断が不可欠です。そこで当院では、精密な検査のできる歯科用CTを採用。CT撮影によって、あごの骨の厚みや高さ、神経の位置を正確に把握し、手術中の重大な事故を防ぎ、より安全に治療ができるよう努めています。

生体管理モニター

手術中は患者さんの顔色などの見た目だけでは、お体の状況を管理できないことがあります。そのため当院では心拍数や体温、血圧、酸素飽和度、心電図を常に測定・記録できる生体モニターを導入。これにより手術中に全身の管理が可能になるので、万が一何か異変が起こった際も迅速に対処ができ、より安全に手術を行えます。

基本的なインプラント治療の流れ

STEP1 検査

検査器具やレントゲン、CTで、歯やあごの骨の状態を調べます。

STEP2 治療計画の説明

歯やあごの骨など、お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

STEP3 一次手術

インプラント本体をあごの骨に埋め込みます。

STEP4 二次手術

インプラントがあごの骨とつくまで、約3ヵ月間の待っていただいた後、インプラントの頭出しをします。(骨の状態によっては、お時間いただく場合もございます)

STEP5 人工歯の装着

インプラントの本体から型取りし、出来上がったものをインプラント本体の上に人工の歯を装着します。

STEP6 メインテナンス

インプラントを長持ちさせるために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。