お子様の治療と予防
当院で行う歯科予防
歯並び、呼吸や嚥下にも着目した歯科予防
当院の歯科予防では、お口の中を清潔にして虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、歯並びや呼吸、嚥下(ものを食べる・飲み込む動作)などにも着目してケアを行っています。
虫歯や歯周病の主な原因は、お口の中の細菌です。しかし実際には、キレイに歯磨きしているつもりなのにお口のトラブルが起こってしまうという事例も多々見受けられます。そのため私たちは、お口のトラブルには細菌の他にもなにか原因があるのではないかと考えるようになりました。
そして日々の診療で患者さんを観察していく中で、ある事に気づきました。それは口で呼吸している方が多いことです。
その後、呼吸の方法を改善することがトラブル軽減のカギになるのではないかと考え、同じような考えを持った歯並び、呼吸や嚥下のケアを実践している歯科医院の診療の見学や研修に行くようにもなりました。その結果、口呼吸が習慣になっている患者さんはお口のトラブルを引き起こしやすく、虫歯や歯周病の再発などのリスクが実際に高いことがわかりました。
そこで当院では、お口の健康を維持するための方法のひとつとして、すべての患者さんに呼吸法についての指導・アドバイスを行っています。
患者さんとの信頼関係を大切に
当院は、ただ単にむし歯や歯周病を治療するだけではなく、患者さんとの信頼関係を築くことを何より大切にしています。そのためにまずお話をよく聞き、しっかりコミュニケーションをとった上で、患者さんの生活環境や性格まで理解できればと思っています。皆さんのお口のお悩みやご希望など、何でもお伝えください。「歯科医師」と「患者」という関係だけでなく、健康なお口で豊かな人生の楽しみを共有できる「仲間」として、全力でサポートさせていただきます。
鼻呼吸でお口のトラブルを予防
鼻呼吸はお口のトラブル予防につながる
普段何気なく行なっている呼吸が、お口だけでなく身体の健康にも大きな影響を与えることをご存知でしょうか。お口を閉じて舌を正しい位置に当て、鼻で呼吸する習慣をつけることで、お口のトラブル防止につなげることができるのです。
お口の呼吸で引き起こされるさまざまなトラブル
口で呼吸する習慣は、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。例えば口呼吸によって口の中が乾燥し、唾液の殺菌作用が働きにくくなります。そのため細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病の進行や再発につながるのです。また口で呼吸をすると、細菌やほこりなどが体に進入しやすくなり、体調が不安定になったりアレルギーを引き起こすこともあります。
さらに口呼吸が習慣になっていると、口の周りの筋肉が正しく機能できず、歯並びの乱れや姿勢のゆがみの原因になることも。姿勢が崩れると気道が狭くなり、気道を確保しようとしてさらに姿勢が悪化するという悪循環が始まってしまいます。また、寝ている間の歯ぎしりの原因にもなります。このように口呼吸は、さまざまトラブルの原因になり得るのです。
そこで当院では、鼻で行う正しい呼吸法を身につけるためのお口の周りの筋肉のトレーニングを治療に取り入れ、お口と体の健康を根本的に改善するための治療・アドバイスを行っています。
基本的な予防の流れ
患者さんの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、何故こうなったかを原因を考えて話を聞きながら予防プランを立てます。また、呼吸が全身や口腔内に影響があるかも説明致します。歯並びが気になる場合、追加で検査致します。